「年収も休日も仕事内容も大事で、結局どれを選べばいいの?」。条件が増えるほど、求人を見るのが苦しくなることがありますよね。
条件が多いのは、わがままだからではありません。仕事は生活そのものに関わるからです。まずは、今回の転職で外せない条件と、話を聞いてから決めたい条件を分けてみましょう。
条件が多いのは、迷っているからではありません
年収、休日、仕事内容、勤務地、勤務時間、転勤、職場の雰囲気。求人を比べるほど、判断材料は増えます。すべてを満たす求人を探すと選択肢が少なくなる一方、何でもよいと考えると入社後の不満につながりかねません。
ハローワークの就職活動の案内でも、希望条件を決めたら、どの項目を優先するか考えることが示されています。優先順位は、人と同じである必要はありません。今の自分が何を変えたくて、何を守りたいのかから考えてみましょう。
転職理由から優先順位を考える
まず、転職を考えた理由を一文にしてみます。たとえば「通勤が長く、家族と過ごす時間を確保したい」「経験を活かしながら、より専門性を高めたい」「収入の見通しを持ちたい」といった形です。
理由が見えると、条件の意味も変わります。勤務地を重視するのは、単に近いほうがよいからではなく、生活時間を整えたいからかもしれません。年収を重視するのは、将来の生活設計を考えているからかもしれません。条件の背景まで言葉にすると、比較の基準がぶれにくくなります。
条件を3つに分ける
条件は、次の三つに分けてメモしてみましょう。
- 必須条件:満たされない場合は選ばない条件。勤務地や勤務時間、仕事内容など、生活やキャリアの土台に関わるものです。
- 希望条件:満たされればうれしいが、ほかの条件と合わせて検討できるもの。研修、通勤のしやすさ、福利厚生などが入ります。
- 確認事項:求人票だけでは判断できないもの。配属後の仕事の割合、残業が発生する時期、評価の仕組み、休みの取りやすさなどです。
必須条件が多くなったときは、どれが満たされないと最も困るのかを考えてみましょう。優先順位を決めることは、希望を捨てることではありません。応募する求人を絞るためではなく、比較するときに迷いすぎないための準備です。
たとえば年収と休日の両方を大切にしたい場合も、どちらかを直ちに諦める必要はありません。「収入の下限はどの程度なら生活設計を保てるか」「休日は曜日の固定と日数のどちらを重視するか」のように、条件を具体的な問いにします。比較した結果、初めて分かる優先順位もあります。
メモは後から書き換えて構いません。
年収・休日・仕事内容を比べるときの視点
年収を見るときは、金額だけでなく、基本給、手当、賞与の有無、固定残業代が含まれるかを確認します。給与欄の詳しい見方や固定残業代は、求人票の見方の記事と固定残業代の記事で確認しましょう。
休日を見るときは、「年間休日」の日数だけで決めず、休日の曜日、祝日の扱い、シフトの有無、休暇制度も見ます。仕事内容は、職種名ではなく、日々どのような業務を担当するのか、誰と関わるのか、入社後に求められる経験は何かを確認します。
一つの条件が特に良くても、ほかの必須条件と合わなければ、長く働き続けるイメージを持ちにくいことがあります。表にして横に並べると、違いが見えやすくなります。
求人票だけで決めず、確認事項を残す
求人票に書かれていないことを、良いほうに想像して決めないことも大切です。気になる点は、応募前や面接で確認する項目として残しておきましょう。たとえば「残業は月平均だけでなく、繁忙期にはどう変わるか」「転勤の可能性はあるか」「入社後に最初に担当する業務は何か」といった問いです。
条件の優先順位は、求人を見たり面接で話を聞いたりする中で変わっても構いません。大切なのは、なぜその条件を重視するのかを自分で説明できることです。迷ったら、最初に書いた転職理由に戻ってみましょう。
条件を並べても決めきれないときは、Careeeに相談してみてください。転職相談・キャリア面談で希望条件や転職の軸を整理し、求人選びや求人紹介をお手伝いします。