「何がしたいの?」と聞かれると、急に答えられなくなる。求人を見ても、何の職種で探せばいいのかわからない。……そんなところで止まってしまうこと、ありますよね。
やりたい仕事を最初から一つに決めなくて大丈夫です。今の仕事で気になっていること、少し苦になりにくかった場面を拾っていくと、次に調べる方向は見えてきます。方向は、求人を見ながら変わっていいものです。
やりたい仕事がわからないのは、珍しいことではありません
やりたいことがないと感じる背景には、自分を振り返る時間がなかったことや、知っている仕事の種類が限られていることがあります。マイジョブ・カードも、興味・スキル・価値観を振り返り、職業理解を広げることを勧めています。
「やりたい」と言い切れなくても、「少し気になる」「今よりはこういう働き方がよさそう」と思えることがあれば、十分な出発点です。答えを急いで決めるより、選択肢を見つける時間にしてみましょう。
まずは「好き」よりも、気になった場面を拾う
大きな夢や明確な目標がなくても、仕事の中で気になった場面はあるはずです。次のような問いを、メモに書いてみてください。
- 以前の仕事で、時間が早く過ぎたと感じた作業は何か
- 人から頼られたこと、感謝されたことは何か
- 反対に、続けるほど疲れた環境や仕事の進め方は何か
- 今後の生活で、守りたい時間や場所はあるか
たとえば「人と話すことは好きだが、数字だけを追う仕事は苦しい」と感じるなら、接客、相談対応、既存顧客との関係づくりなどを調べる入口になります。「作業を整えるのが好き」なら、事務、物流管理、品質管理など、仕事の中身を比べてみることができます。
思い出しにくいときは、仕事の成果だけでなく、仕事が進めやすかった瞬間に目を向けてみましょう。予定を整えたとき、相手の話を聞いて状況が整理できたとき、作業の手順を工夫したときなどです。小さな手応えを拾うと、自分が関わりたい仕事の形が少し見えやすくなります。
方向性を見つける3つのヒント
一つ目は、これまでの経験です。職種名ではなく、担当した役割を思い出してみましょう。販売経験があれば、接客だけでなく、売場づくり、在庫確認、新人への説明なども含まれます。経験を細かく見ると、次に活かせる仕事の幅が見えてきます。
二つ目は、人との関わり方です。一対一で相手の話を聞くことが好きなのか、複数の人と調整するほうが力を出せるのか、ひとりで集中して進めるほうがよいのか。仕事内容の選び方が変わります。
三つ目は、働き方で大切にしたいことです。勤務地、勤務時間、学べる環境、安定、仕事以外の時間など、今の自分にとって譲りにくいことを挙げます。これは求人の条件を細かく決める作業ではなく、方向を考えるための手がかりです。
職種名ではなく、仕事内容を調べる
方向が少し見えたら、職業情報を調べてみましょう。job tagでは、仕事内容、必要なスキル、関連する職業などを確認できます。知らなかった職種に出会うこともあります。
調べるときは、「営業」「事務」といった大きな名前だけで判断しないことが大切です。誰と関わるのか、どんな一日なのか、経験がどう活きるのかを見ます。同じ職種名でも、企業や業界によって仕事の中身は変わります。気になる仕事をいくつか並べ、共通する点と違う点をメモしてみましょう。
この段階では、応募先を決める必要はありません。「人と関わる仕事の中でも、説明や調整が多いものを見てみたい」のように、次に調べる視点を一言にできれば十分です。求人を見て違和感があれば、方向を変えたり広げたりして構いません。
方向性は仮のまま求人を見てよい
方向性が固まるまで求人を見ない、という必要はありません。むしろ求人を見ることで、「この働き方は合いそう」「この条件は大切だ」と気づけます。応募するかどうかを決めるためではなく、仕事の実態を知るために求人を読む時間をつくってみましょう。
ひとりで答えを出し切らなくても大丈夫です。Careeeでは、転職相談・キャリア面談を通じて、これまでの経験や希望を整理し、求人選びや求人紹介につなげるところからお手伝いします。
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(careee事務局)